イギリスにお住まいの方もそうでない方も、ヨーロッパへの旅行をお考えの方も多いのではないでしょうか?
今回は、チェコ・オーストリア周遊旅行のおすすめスポットをご紹介します!
マンチェスターを出発し、
チェコ・プラハ オーストリア・ウィーン オーストリア・ハルシュタットに、7泊8日で行ってきました。
プラハに3泊、ウィーンに3泊、ハルシュタットに1泊の旅でした。
この記事は「オーストリア・ウィーン編」です!ぜひ、ご旅行の参考にしていただけるとうれしいです。
チェコ・プラハ、オーストリア・ハルシュタットのおすすめ観光スポットについてはこちらの記事


ウィーンはどんな街?

オーストリアの首都であるウィーンは、かつてヨーロッパを支配してきたハプスブルク家の宮殿など歴史ある建造物が多く並び、美しい街並みが魅力の街です。
カフェ文化も根強く、「ザッハトルテ」発祥のお店など本場のカフェ巡りもおすすめです。
また、モーツァルトやヴェートーベンなど多くの作曲家が活躍したことからも「音楽の都」と言われています。
世界3大オペラ座の1つ「ウィーン国立歌劇場」もあり、本場のオペラやコンサートを楽しむことができます!
アクセス・現地での移動手段
アクセス方法
今回の旅行では、チェコ・プラハから電車で移動しました。
プラハ中央駅(Prague hl.n)からウィーン中央駅(Vienna Hbf)までを、RJ(レイルジェット)という電車で直行便4時間ほどでした。
わたしはOBBというサイトで予約し、1人片道€ 14.3でした。2か月前の予約、席のグレードアップなし、朝早い6:44発の列車でしたので、比較的安い値段だったと思います。
電車には荷物置き場が設けられていたので、移動中も問題ありませんでした。
※マンチェスターからは飛行機の直行便もあります。帰りはウィーンからマンチェスターまで飛行機を利用しました。(前回記事もご参照ください。)
ウィーンでの移動手段
現地での移動は徒歩もしくはバスやトラムでした。
プラハと同様、同じ乗車券でバスやトラム、地下鉄に乗ることができて、シングルチケット、24時間、48時間、72時間のチケットがあります。(こちらのサイトをご参照ください)
利用方法は、最初の乗車前に打刻マシーンで打刻をすれば大丈夫です。
旅行のスケジュールに応じて、チケットの時間を選んで購入してくださいね。
ウィーンのおすすめ観光スポット9選!
それでは、ウィーンのおすすめ観光スポット9選をご紹介します。
①シェーンブルン宮殿(Schloss Schönbrunn)

こちらは世界遺産にも登録されているシェーンブルン宮殿です!
マリア・テレジアやマリー・アントワネットなどで知られるハプスブルク家の夏の離宮として利用されてきました。
黄褐色の外観は「マリア・テレジア・イエロー」と呼ばれています。
広大な庭園も素晴らしく、迷路庭園があったり丘を登った先にはグロリエッテという戦勝記念堂が建てられています。



内部は40部屋が見学可能で、かつてモーツァルトが演奏した「鏡の間」をはじめ豪華で美しい内装を見ることができますよ。
見学ツアーには日本語オーディオもついているので、ぜひチェックしてみてください。
②ベルヴェデーレ宮殿(Schloss Belvedere)

バロック様式の宮殿であるベルヴェデーレ宮殿は、現在オーストリア屈指の美術館となっています。
上宮と下宮と広大な庭園から成り、上宮に多くの有名作品が展示されています。
中でもクリムトの「接吻」が世界的に有名で、その他にもクロード・モネやナポレオンが馬に乗った肖像画もこちらに展示されているそうです!

下宮には「鏡の間」や「グロテスクの間」など数々の広間を見学することができます。
お時間がない方は、上宮の美術展のみの見学がおすすめです。わたしは無料エリアだけの散策でした。
下宮の無料で入れるエリアにはお土産店もあり、クリムト作品のギフトがたくさん売ってありました。
③ホーフブルク王宮(Hofburg)

ホーフブルク王宮は、ハプスブルク家が代々居住していた宮殿です。
現在、一部はオーストリア大統領公邸にもなっています。
敷地内は様々な建造物から成り、後に紹介するオーストリア国立図書館やシシィ(皇妃エリザベート)博物館、スペイン式宮廷馬術学校など、すべてを観て周るには相当な時間が必要です。
前もって目星をつけて行くと良いですね。
モーツァルト記念像

敷地内にはモーツァルト記念像が建っています。
モーツァルトはザルツブルグで生まれましたが後にウィーンに拠点を移し、ウィーンにはかつて住んでいた家も残っているそうです。モーツアルトゆかりの地を巡るのもいいですね。
マリアテレジア広場

敷地内にあるマリアテレジア広場には、威厳ある大きなマリアテレジア像が建っています。
この広場を挟んで「自然史博物館」と「美術史美術館」があり、こちらも観光スポットとしておすすめです。
また、美術史美術館には、世界一美しいカフェと称されているカフェもあります!
わたしは今回は断念しましたが、美しい美術作品を観た後に美しいカフェで足を休めるのもおすすめです。
④オーストリア国立図書館(Österreichische Nationalbibliothek)

ホーフブルク王宮の敷地内にあるオーストリア国立図書館のプルンクザール(「豪華な大ホール」の意味)は、世界一美しい図書館として知られています!(”世界一美しい○○”多いですね。。)

内部は比較的コンパクトで、約20万冊の書籍が所蔵されており書物や楽譜などの展示物もありました。
なかでも大広間の天井の美しいフレスコ画がとても美しく、圧巻でした。
入館料€ 10でしたので(現在は€11)比較的気軽に見学できますよ。
➄シュテファン大聖堂(Domkirche St. Stephan)

街の中心部で大きな存在感を放ち、人気の観光スポットとなっているシュテファン大聖堂です。
何百年にも渡って改築が繰り返され、ゴシック様式やバロック様式などが入り混じっています。
モーツァルトが結婚式を挙げ、葬儀が行われたことでも知られています。
塔を登った先からはウィーンの街並みを一望することも可能で、最も高い南塔は高さ約136mもあります!
地下には墓所(カタコンベ)があり、ハプスブルク家の遺骨やペストで亡くなった方々の遺骨などが眠っています。
内部の見学にはチケットが必要ですが、入口付近までは無料で入ることができますよ。

⑥ウィーン国立歌劇場(Vienna State Opera)

ウィーン国立歌劇場は、ミラノ、ニューヨークに並ぶ世界三大歌劇場の1つです。
モーツァルトの「ドン・ジョバンニ」がこけら落とし上演されたことでも有名です。
オペラやバレエの上演に加えガイドツアーも行っているので、演劇を見ることができない方におすすめです。日本語もあり、40分ほどのツアーになっています。
わたしは運よく旅行の期間中に、モーツァルトの「ドン・ジョバンニ」とバレエ「白鳥の湖」の2公演を見ることができました!
チケットはプラハと比べるとかなり高価なので、わたしは立ち見席を取りました。
当日10時からオンラインで購入することができ、ドン・ジョバンニは€ 18,白鳥の湖は€ 13でした。
特に印象的だったのは白鳥の湖での黒鳥のフェッテ(片足での回転)です!
本場ウィーンでオペラもバレエも楽しむことができとても良い経験になりました。
日程が合う方はぜひ鑑賞してみてください!

ウィーン国立博物館近くにあるアルベルティ―ナ美術館は、おすすめのフォトスポットとなっています!(上写真)
もちろん、アルベルティ―ナ自体もモネやピカソなどの作品が展示され観光スポットとしてもおすすめです。
⑦聖ペーター教会(Katholische Kirche St. Peter)

ペーター教会は、ウィーンで最も古く創設は4世紀後半と言われています。現在の建物は18世紀に建設されたものです。
教会自体はこじんまりと立っていますが、内装はとても豪華でした。
入場料は無料で、毎日1時間ほどパイプオルガンの演奏を行っています。わたしが行ったときは何かしら(すみません…)合唱をしていました。
お時間ある方は、ゆっくり内装見学をしてみたりパイプオルガンの演奏を楽しんでみてください。

⑧ペスト記念柱(Wiener Pestsäule)

ペスト記念柱はペーター教会の近くに立っています。
17世紀のヨーロッパでのペスト(黒死病)流行の終息を記念して建てられました。ウィーンでは10万人もの人々がなくなったそうです。
記念柱の上部には父と子と精霊の三位一体像が、下部には擬人化したペストを天使が突き落とすシーンが表されています。
⑨フンデルトヴァッサーハウス(Hundertwasserhaus)


オーストリア出身の画家・建築家であるフンデルトヴァッサーがデザインした、集合住宅のフンデルトヴァッサーハウスです。
カラフルな色合いや曲線を使ったデザイン、緑色の木々が合わさりユニークでとてもかわいらしいです。
住宅ですので外観しか見ることができませんが、近くにはお土産屋さんやフンデルトヴァッサーの博物館もあり小さな観光名所としてとても栄えていました。
ウィーンの中心部からは少し離れていますが、ぜひ足を運んでみてください!
ウィーンのおすすめグルメスポット5選!
続いて、ウィーンならではのグルメを楽しめるお店5選をご紹介します。
①カフェ・ザッハー・ウィーン(Café Sacher Wien)


ウィーンの名物ザッハトルテの発祥と言われている「カフェ・ザッハー」です。
ウィーン国立歌劇場のすぐ横にあるので、訪れやすいと思います。
列には並びましたが、そこまで苦にならない程度で席を案内されました。

もちろんお目当てはザッハトルテです!合わせてメレンジェもいただきました。
ザッハトルテは初めてだったので比較はできませんが、とてもおいしかったです!甘みの抑えられたホイップクリームと一緒に食べるとちょうど良い甘さになります。

別日には運よく、お店前の通りで試食の「ザッハ・キューブ」を配っていました。2度、カフェ・ザッハーの味を味わうことができてとてもラッキーでした。
②デメル(Demel)


王室御用達のカフェと言われているデメル。
(かつてカフェ・ザッハーとザッハトルテの商標権を巡り裁判で争ったそうです)
時間に少し余裕ができたのもあり、せっかくなのでデメルにも行ってきました!
こちらでもやはりザッハトルテをいただきました!お味はもちろんおいしかったです!
カフェ・ザッハーと比較してどうだったかは正直わかりません。。

行列はそこそこありましたが(午後2時頃)、来訪時間を調整したらもっとスムーズに入れると思います。
ザッハ・トルテ比較もぜひしてみてください。
➂カフェ・ツェントラル(Café central)


こちらはウィーンの超有名店カフェ・ツェントラルです。
おそらく観光客の方が多いと思いますが、かなりの行列ができていました。
建物の中はかなり広く、天井も高いため開放的です。ピアノ演奏もされていて、とても高級感のある豪勢なカフェでした。

メインのお食事ももちろんありますが、わたしはウィーンの伝統的なお菓子のKaiserschmarrn(パンケーキのようなもの)とWiener Apfelstrudel(アップルパイのようなもの)をいただきました。
自家製ケーキも数多く揃えており、ケーキのテイクアウトもできるようでした。
お食事で来られる方は事前予約が安心かもしれません。リッチなひと時をぜひ過ごしてください。
④フィグルミュラー(Figlmüller) – at Wollzeile


ウィーンの老舗レストランFiglmüllerです。こちらは予約必須だと思います。
(今回ウィーンのきちんとしたレストランでの食事はこちらだけでした。)
ここでのお目当てはウィーンの伝統料理「シュニッチェル」です!
シュニッチェルは仔牛の肉を薄く伸ばして揚げたものです。しかし、こちらの名物シュニッチェルは豚肉を使っているのが特徴です。

そして何といっても、ここのシュニッチェルは大きい!! 1人で食べるのは中々大変だと思います。
Small mixed saladから人気のポテトサラダと、もう一品(Emmentaler pan-friedだったと思います)を夫とシェアしました。
揚げ物ばかりでしたが、薄いからか意外とぺろりといけました。もう一品(チーズを揚げたようなもの)もなかなか美味しかったです。
ウィーンでシュニッチェルを食べたい方はぜひこちらへ!
➄Bitzinger Würstelstand

最後は、ソーセージスタンドのBitzinger Würstelstandです。(Wurstというのがドイツ語でソーセージを意味します。)
ウィーン国立歌劇場のすぐ近くにあるので、観光の合間にとても立ち寄りやすいです。わたしもこちらで2度ほど購入しました。
何を頼んだのかはあまり覚えていませんが(確かドイツ語で書かれていた)、ホットドッグもあればソーセージ単体もありフレイバーも様々です。ドリンクも合わせて購入できます。
以前は現金のみだったみたいですが(事前のネット情報より)、実際はクレジット支払いもできました。(2024年10月)


お味はとても美味しかったです!手軽に購入できるので、ランチやオペラ鑑賞前に簡単に食事を済ませたい時などに持って来いです!
グルメ紹介とは少し異なりますが、ウィーンのお土産や旅行中のお菓子としてぜひ購入してほしいのが、ウエハースの「Manner」です。わたしは専門店で購入しましたが、スーパーにも売っているようです。
様々なお味のラインナップがあります!
まとめ
以上、オーストリア・ウィーンのおすすめ観光スポットとグルメスポット紹介をしました。
① シェーンブルン宮殿
② ベルヴェデーレ宮殿
③ ホーフブルク王宮 – モーツァルト記念像、マリアテレジア広場 etc.
④ オーストリア国立図書館
➄ シュテファン大聖堂
⑥ ウィーン国立歌劇場
⑦ 聖ペーター教会
⑧ ペスト記念柱
⑨ フンデルトヴァッサーハウス
ウィーンのおすすめグルメスポット5選
① カフェ・ザッハー・ウィーン
② デメル
➂ カフェ・ツェントラル
④ フィグルミュラー
➄ Bitzinger Würstelstand
ウィーンは散策するだけで歴史ある街並みを感じることができ、オペラやバレエなどの音楽や芸術を楽しめる魅力ある街です。
ぜひご旅行の参考にしていただけると嬉しいです。

