プラハ・ウィーンでオペラ鑑賞!立ち見席がおすすめ!チケット購入について紹介!

ヨーロッパへ旅行へ行く際はぜひ本場でオペラを鑑賞したいと思いませんか?

そこで今回は、オーストリア・ウィーンとチェコ・プラハでのオペラ・バレエ鑑賞レポをご紹介します!

初心者のわたしにとって”オペラ”というのはとてもハードルが高いのですが、立ち見席などを利用して比較的リーズナブルに鑑賞してきました。
オペラが初めてという方も、ぜひ本場での観劇を楽しんでほしいです。

プラハとウィーンのおすすめ観光スポットについてはぜひこちらをご覧ください。

今回わたしは下記の日程で旅行をしました。

チェコ・プラハオーストリア・ウィーンオーストリア・ハルシュタットに、7泊8日の旅。
プラハに3泊、ウィーンに3泊、ハルシュタットに1泊。

この旅行中にわたしはプラハで1公演、ウィーンで2公演を見ることができました。
チケットの購入方法、座席、会場の雰囲気などについて、みなさんの旅のご参考になると嬉しいです。

目次

プラハでは格安でオペラが鑑賞できる!

プラハでのオペラ鑑賞

音楽の街としても知られるプラハには、4つの国立の劇場があります。

  • 国民劇場(The National Theatre)
  • プラハ国立歌劇場(The State Opera)
  • エステート劇場(The Estate Theatre)
  • ザ・ニュー・ステージ(The New Stage)
こちらはプラハ国立歌劇場です。近くには、国立博物館があります。

エステート劇場は、モーツァルトの「ドン・ジョバンニ」が初演されモーツァルト自身が指揮したことで有名です。モーツアルトが指揮した劇場で唯一現存する劇場となっています。

プラハはウィーンなどと比べてかなり低価格でチケットを購入することができます!

演目にもよりますが200~1400 CZK前後(1330円~9300円、2025年6月時点のレート)で購入できます。
(有名作品になると少し値段も上がるようです)
プラハでのオペラ鑑賞は、オペラやバレエ観劇が初めてという方にもとてもおすすめです!

チケット購入

わたしはNational Theatreから事前にチケットを購入しました。(上記の4つの劇場での公演のチケットが購入できます)
旅行スケジュールの中からできるだけ有名作品を探し、国民劇場で上演されるロッシーニの「セビリアの理髪師」にしました!
「セビリアの理髪師」は、モーツァルトの「フィガロの結婚」の数年前の話になるそうです。

「Programme」のタブから日付ごとに各劇場の公演予定作品がズラリと表示されるのでわかりやすいです。
座席はもちろん安いほど遠く・鋭角な角度の席になり見にくくなるので、ある程度は見やすさを考慮した席がいいかもしれません。
と言っても一番良い席でも1万円くらいなので、見たい席で見るとよいと思います!

席は赤丸印の辺りでした。

わたしは比較的安めの550 CZKの席を購入しました。
人気の演目(白鳥の湖など)は2か月先でもSold Outになっていますので、確実に鑑賞したいという方は事前購入をおすすめします!

国民劇場で「セビリアの理髪師」を観劇!

服装、荷物

服装はきれいめのワンピースと小さめの肩掛けバッグで行きました。旅行を通して一足しか持って行かなかったため、足元は黒のスニーカーです。夫は襟付きのシャツにジャケットを羽織っていました。
ドレスまではいかなくても、やはりそこそこキレイめな格好で行った方が無難だと思います。もっとラフな格好の方もいましたが、席のグレードが高いほどドレスアップしている印象でした。
カメラでの撮影は禁止で、大きな荷物やアウターは預ける必要があります。

いざ、観劇

上演中は字幕でチェコ語と英語が表示されます。
わたしは事前にYoutubeなどでストーリーを解説してくれている動画を見て、大まかなあらすじを勉強していきました。初見でも十分楽しめるとは思いますが、登場人物や見どころが分かっていた方がよりオペラを楽しめるかと思います!(細かいストーリーや結末は各劇場で多少異なることがあるそうです)

国民劇場。
席からの景色はこのような感じでした。

いざ中に入ってみると、とても豪華できらびやかでワクワクする内装でした。座席は一番端っこではないので舞台のほぼ全体を見ることが出来ました。
上演時間は休憩をはさんで約2時間40分。
ずっと字幕を見るのも大変なので(英語ですし)、途中からは演出や歌声を楽しみました。普段舞台自体をあまり見ませんが、改めてこんな広い会場に届く歌声で演じるのはすごいなあと感激しました。

この豪華な劇場でのオペラを格安でしかも席に着いて観ることができるので、プラハを訪れる方にはとてもおすすめです!

ウィーンは立ち見席が安くておすすめ!

ウィーンでのオペラ鑑賞

ウィーン国立歌劇場。

音楽の都ウィーンでオペラ鑑賞するなら、やはり「ウィーン国立歌劇場」だと思います!
世界で最も有名なオペラ座の1つでもあり、ミラノ・スカラ座とニューヨーク・メトロポリタン歌劇場と並び、世界三大歌劇場と言われています。
モーツァルトの「ドン・ジョバンニ」がこけら落とし上演されたことでも有名です。

公演観劇だけでなくガイドツアーも行っているので、観劇する時間が取れない方や舞台裏なども見たい方には特におすすめです。日本語ガイドもあり40分くらいのツアーになっています。

チケットの価格は€ 16~€ 242前後(2600円~40000円前後、2025年6月時点のレート)で、プラハと比較すると高額になっています。一番安い席はかなり見にくい席になるだろうと考え、わたしは立ち見席で観劇することにしました!
以前は、会場の立ち見席のチケット売り場に並んで購入するとのことだったので、会場3時間前から並ぶ覚悟でいました。
しかし、いつからか販売方法が変更になったようで、オンラインで事前に購入できることがわかりました!よって旅程にもゆとりができたので、2公演見ることにしました!

立ち見席のチケット購入

通常チケットも立ち見席もVienna State Operaから購入できます。
わたしは、モーツァルトの「ドン・ジョバンニ」バレエ「白鳥の湖」を購入することにしました。この2つをタイミングよく観ることができたのはとてもラッキーでした。

435枚の立ち見席チケットは、公演当日の午前10時からオンラインで購入できます。こちらで購入できなかった場合は、開園80分前からStanding Room box officeでも販売しています。 (公式サイトより)

立ち見席は次の3種類があり、値段がそれぞれ異なります。

  • Stehparterre
  • Balkon Stehplatz
  • Galerie Stehplatz

それぞれのエリアの中でも、よりステージに近い側から遠い側まであります。
観たい演目の当日午前10時にサイトにログインし、座席を選択します。10時にログインしても、既になくなっている座席もあるので目当ての席が取れないこともあるかもしれません。

赤丸印がドンジョバンニ、緑丸印が白鳥の湖を観た座席エリアです。

それぞれの立ち見席のエリアを選択すると、細かい座席を選択できます。

1階の立ち見席(Stehparterre)の座席表です。

ドン・ジョバンニは Stehparterre の席を€ 18、白鳥の湖は Balkon Stehplatz の Seite の席を€ 13でゲットできました。どうにかドン・ジョバンニは1階の席が取れました。
通常の同等のポジションよりも格安で観ることができるので、立ち見でも大丈夫という方にはおすすめです!

ウィーン国立歌劇場でドン・ジョヴァンニと白鳥の湖を鑑賞!

服装、荷物

服装や荷物についてはプラハと同様です。
2公演あったので、きれいめワンピース or タートルニット+ワンピースに小さめバッグで行きました。上演時間前でしたが、アウターも着ていると係員さんに「クラークに預けてね」と言われ預けました。プラハよりも係員さんのチェックが厳しい感じがしました。夫もプラハと同様な服装です。
服装はやはりきれいめな格好をおすすめしますが、立ち見席は通常席よりもラフな傾向はありました。

いざ、観劇

モニターがそれぞれの席に画面が設けられていて、日本語字幕もありました
プラハ同様、ストーリーについては事前勉強を軽くして臨みました。

白鳥の湖を観たBalkon Stehplatz の Seite の席はこの辺り。
各座席にモニターが付いています。
ドン・ジョバンニを観たStehparterre の席はこんな感じです。

内装はかなり豪華でとても広かったです。
1階立ち見席は、前の人が自分よりも背が高かったのでたまに右・左に頭を動かしながら見ました。
白鳥の湖は死角になる手前側が見えないこともありましたが、ステージの大半は観ることができました。
ドンジョバンニも素晴らしかったですが、白鳥の湖の終盤で披露する黒鳥のフェッテ(片足での回転)には感動しました。一番の拍手喝采でした。本場で観ることができてとてもいい体験となりました。

足は少々疲れるので、途中伸ばしたり体勢を変えたりしながら見ていましたが、とても満足しました!

お土産ショップも充実!

ウィーン国立歌劇場はお土産ショップも充実しています。
オペラやバレエをモチーフにしたマグネット、文房具、オルゴール、書籍などさまざまなウィーン国立歌劇場のオリジナルグッズを販売しています。

わたしはコースターのみ購入しました。
(今回の旅行を通しても、コースター、ポストカード、モーツァルトチョコくらいしかお土産は購入していません。)

観劇予定がない方もこちらのショップには入ることができるので、ぜひ立ち寄ってみてください。

まとめ

以上、プラハ・ウィーンでのオペラ・バレエ鑑賞についてご紹介しました。

プラハでは格安にオペラ・バレエ鑑賞ができる!

ウィーン国立歌劇場は、世界三大歌劇場の1つ!

ウィーン国立歌劇場でも、立ち見席で格安でオペラ・バレエを観劇できる!

ウィーン国立歌劇場のお土産ショップもおすすめ!

ヨーロッパ旅行を考えている方は、ぜひプラハ・ウィーンでのオペラ・バレエ鑑賞をしてみてはいかがでしょうか?
「ハードルが高いな…」とお思いの方も、お気軽に本場の雰囲気を楽しめると思いますよ!

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