【イギリス】赤ちゃんの予防接種スケジュール|NHSワクチンと日本との違い

イギリスで出産された方は、赤ちゃんのワクチンスケジュールが気になるところですよね。
イギリスでは、NHS(国民健康保険サービス)によって赤ちゃんの予防接種が行われます。日本とはスケジュールや接種回数が異なるため、初めての方は戸惑うかもしれません。
わたしは昨年、イギリス・マンチェスターで娘を出産し、0歳で受けるワクチン接種を経験しました。

この記事では、

・イギリスでの赤ちゃんの予防接種スケジュール
・日本との違い
・実際のワクチン接種当日の流れ

について体験をもとにまとめています。ぜひこの記事がこれからイギリスでの子育てをされる方の参考になると幸いです。

目次

NHSの予防接種スケジュール

イギリスではNHS(National Health Service)によって赤ちゃんの予防接種が行われ、基本的に無料で受けることができます。日本でも、接種が推奨されている予防接種のうちほとんどは定期接種となっており、無料で受けることができるかと思います。
イギリスでの予防接種はGPで受けることができます。

NHSで行っている0歳~3歳までの予防接種スケジュールは以下のようになっています。
2026年より新規追加となったものもあるようで、2025年1月以降に生まれた子供を対象とした内容を記載しています。※最新情報はNHSサイトをご確認ください。

AgeVaccines
8 weeks6-in-1(6種混合)…1st
Rotavirus(ロタウイルス)…1st
MenB(B群髄膜炎菌)…1st
12 weeks6-in-1(6種混合)…2nd
Rotavirus(ロタウイルス)…2nd
MenB(B群髄膜炎菌)…2nd
16 weeks6-in-1(6種混合)…3rd
Pneumococcal(肺炎球菌)…1st
1 yearMMRV…1st
Pneumococcal(肺炎球菌)…2nd
MenB(B群髄膜炎菌)…3rd
18 months6-in-1(6種混合)…4th
MMRV…2nd
2+ yearsChildren’s flu(yearly)
3 years and 4 months4-in-1 pre-school booster
  • 6-in-1(6種混合)…ジフテリア(diphtheria)、破傷風(tetanus)、百日咳(whooping cough)、ポリオ(polio)、Hib(インフルエンザ菌B型)、B型肝炎(hepatitis B)
  • MMRV…麻疹(measles)、おたふく( mumps)、風疹(rubella)、chickenpox(varicella:水痘)
  • 4-in-1 pre-school booster…ジフテリア、破傷風、百日咳、ポリオのワクチンの効果を高める。
  • 2026年1月~水痘(chickenpox/varicella)が定期接種に追加されています。
  • 2025年1月~6-in-1ワクチンの4回目接種が定期接種となっています。

イギリスと日本との違い

日本とイギリスの予防接種の大きな違いはこちらです。(日本小児科学会が推奨する予防接種スケジュールを参考にしています)

  • イギリスでは、BCG日本脳炎ワクチンが定期接種にない。
  • MenBワクチンは、日本では任意接種となっている。(日本小児科学会が推奨するワクチンには入っていない)
  • イギリスでは、おたふくかぜインフルエンザワクチンが定期接種となっている。(日本では任意)

その他、混合ワクチンの内容やワクチンの接種回数などが異なるなど(ex:肺炎球菌ワクチンが日本が3回+追加1回なのに対しイギリスは2回のみ)細かい相違点はあります。

日本で推奨されている(定期接種になっている)BCGや日本脳炎は、イギリスで自費で受けることは可能なようですが日本と比べると高額になりそうです。また、GPで受けれるかは不明なので、日本での罹患率などをヘルスビジターに聞いてみるようにとGPで言われました。(イギリスではメジャーではないので、ほとんどやっていないのだと思います。)
また、(日本脳炎は3歳で接種するのでひとまず今は置いておいて、)1歳までに接種が勧められているBCGは日本への一時帰国の際に受けようと考えています。進捗がありましたら、また情報を記事にしたいと思っています。

お住いの地域によって接種可能なワクチンなど状況が異なりますので、詳細はGPにご確認ください。

【体験談】8週・12週・16週の予防接種に行ってきた

予約方法と当日の流れ

同封されていたスケジュールは古い内容のようでした。

わたし達の場合は、生後1ヵ月頃にGPからワクチン接種のスケジュールの紙と初回のワクチン接種&8週健診の日程が手紙で届きました。そのため、自分たちからGPへ予約を取る必要はありませんでした。

当日は時間までにGPへ行き、受付を済ませ待機しました。順番が来たら呼ばれ、8週目に関しては簡単な問診と赤ちゃんの全身チェック、体重・身長測定があった後にワクチンを接種されました。
ロタウイルスは経口ワクチンで親が飲ませてあげる形でした。チューブにとろみのある液体が入っていて、少し吐き出してしまったのでワクチンの効果を心配しましたが、問題ないと言われました。
6種混合とMenBワクチンは太ももへの注射で、娘はギャン泣きでした。(そりゃそうだ。。)ミルクの時間帯ともかぶっていたのでミルクを持参し、ワクチン接種後にミルクを飲ませてから帰宅しました。

12週・16週の予約は、それぞれ前回のワクチン接種後に次回分の予約をその場で取ってくれました。また、12週・16週はワクチン接種のみのため、ワクチン接種をしてすぐ帰宅だったので早く終わりました。

毎回ギャン泣きでしたが、よく頑張りました!

8週検診と初回ワクチンを同日で行うか別日で行うかは、GPによって異なるみたいです。

副反応と対応

副反応(発熱)に対しては、イギリスではおなじみの解熱鎮痛剤「Calpol」を飲ませるように言われました。「子供の風邪にはとりあえずCalpol!」と、定番のお薬なようです。
事前にヘルスビジターさんから、ワクチン後の発熱対策でCalpolを準備していたらいいよと言われていたのでCalpolのことを把握していましたが、GPでも当たり前のように「Calpol飲ませてね」と言われました。

副反応の症状に関しては、8週目では特に発熱症状はありませんでしたが、12週目では微熱、16週目では発熱しました。体調(機嫌)も悪そうでしたが、Calpoを飲ませて2日くらいで元気になりました。様子を見ながら、4時間以上あけて、翌日にかけて2~3回飲ませました。

Calpoは生後2ヶ月以上となっているので「8週目で飲ませていいのか?」と心配になりましたが、GPで飲ませるように言われたので普通に飲ませました。また、かなり粘性がありシリンジが固いのでゆっくりあげるのが難しく、勢いよく注入してしまいかなり吐き出させてしまったこともありました。ですが特別追加分はあげませんでした。

3回とも総じて、ワクチン接種の翌日~翌々日あたりはよく寝ていました。特に8週目の時は、寝すぎていて心配しましたが、よく寝ることも副反応の一種と知ったので、脱水にならなそうな範囲で寝かせました。

まとめ

以上、イギリスでの赤ちゃんの予防接種スケジュール、日本との違いについて紹介しました。

  • イギリスではNHSにより、無料で予防接種を受けることができる。
  • BCGと日本脳炎ワクチンは定期接種にない。
  • (わたしの場合)GPから初回の予防接種の予約の手紙が来た。
  • ワクチン後の副反応には、Calpol!

日本とイギリスではスケジュールや接種回数などが異なるので、事前に流れを知っておくと安心かと思います。ぜひ参考にしていただけると嬉しいです。

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